豊田電車区 201系H6編成

101系だけワイパーないとか向き違うとか言わn(ry

中央線の顔とも言える存在の201系。国鉄時代はその形態にあまり大きな変化はなかったのですが、民営化以降、主な改造として電照表示幕・スカート取り付け、霜取りパンタの増設、運行幕LED化など、急速にその姿を変えていきました。
中でもH6編成は平成13年に霜取りパンタ増設工事が施工されたものの、それまでH20〜H25編成がPS24を増設されたのに対し、 時期的な関係からかシングルアームのPS35Cが増設されました。 これによりT1(T101)編成と同じく、編成中に2種のパンタが搭載されるというとても特徴的な編成になりました。
しかしその活躍も長くは続かず、平成19年1月、後継車のE233系の登場により惜しくもH編成初の廃車となってしまいました。
模型はKATOの201系(成型色が黄色の初回ロット)をベースに、廃車直前の平成19年1月頃の姿をほぼフルディティールで再現しました。




前面 H編成は編成中に先頭車が4両存在するのですが、その表情がすべて異なるのも特徴のひとつです。
ブラックフェイス部分は製品そのままでは光沢が強すぎるので、光沢を抑えるためにつや消し黒を塗装し、中間先頭車はあまり表に出ないためか、スカートが非常に汚れている車輌が多かったので、パステルとエナメルの黒で汚してみました。
その他、ワイパー・手すり・ライトは金属パーツ化し、運転台・特快サボのガラスパーツの作成。編成札はPCで自作しました。

※某氏のような方向幕&運行表示点灯化改造はやっておりませんのであしからずw(ただ、悪あがきとして、クハのライトユニットをE231系近郊型のもの(シースルー化以前のもの)に交換し、白色LED化しました。)





側面※各車両、クリックすると拡大画像が表示されます。


ボディーカラーの朱色1号は、最初GMのものをそのまま塗装したのですが、あまりにも色がひどかったので、結局グンゼのオレンジと黒とGMの朱色1号を調合したものを塗装しました。
パッと見、結構目立つと思われるブラインドですが、これは南ヒナ氏のアイデアで、灰色の折り紙を切り出したものを両面テープで貼り付けただけなのですが、結果は上々かと。 ちなみに西日を浴びて走る姿をイメージしたので、ブラインド加工は山側だけにしてあります。
床下関係では、クハ200はクハ201のものをベースに配置変えをして正規の配置にし、その他全車共通の加工として、くろまやのインレタを使って床下表記を貼り付け、パステルで軽くウェザリングしたのですが、クリアー拭いたらほとんどわからなくなっちゃいました。。





屋根全般 ベンチレーターはすべてTOMIXの415系用に交換し別パーツ化しましたが、元の穴は特に埋めておらずそのまま差し込んだだけです。
冷房装置は全車ステンレスキセのAU75Gで、メッシュ部分に墨入れをしました。
手すり類ももちろん金属パーツ化。





パンタ周り 向かって左が霜取りパンタ、右が通常のパンタ周りです。
パンタ配管は、増設パンタ側の配管を作り直すのに合わせて、主パンタ側の配管もイチから作り直すことにしました。 いつものようにプラで台座を作り、割りピンと真鍮線・真鍮パイプを駆使して再現。
鍵外し線は今回初めて挑戦してみたんですが、それなりにうまくいったかなぁと。。
また、避雷器は細いタイプのLA17Aに交換しました。
あと、画像の角度ではわからないと思いますが、増設パンタのPS35Cにリンク機構を搭載してみました。(→別角度からの画像





妻板 比較用に、真ん中が製品まんまのモハ201、左が弄り倒したモハ201、同じく右も弄り倒したクハ201です。
モハ201は手すりの位置と上から2番目の母線の配管押さえの位置が製品のままではエラーになってしまうので、金属化の際には位置決めに注意が必要でした。
また、大きすぎる幌もTOMIXの211系用に交換し、正規化しました。貫通扉窓にもTOMIXの211系の窓を使用。
ちなみに今回から屋根と妻板で配管を分割して作りました。





室内※マウスを画像に乗せると画像が切り替わります。 簡易的にですが室内も再現してみました。床は塗装ですが、座席はPCで出力したものを貼り付けています。
せっかくなので室内灯もつけてみましたが…あまり目立たないですな。。




参考文献
・鉄道ピクトリアル 2006.4 2007.11
・Nゲージハイパーモデリング1、3
・RMM 2008.6
・とれいん 2007.7
・イカロス出版 形式201系





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Lastupdata 2009-5-12

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