仙台車両センター・宮城野派出所 103系RT-235編成
TMSコンペ2007にて準佳作受賞


仙石線の103系は、昭和54年から旧国を置き換えるために投入され、平成9年までに2度の更新工事が施されながら長らく活躍していましたが、 平成17年に首都圏から撤退した205系によってすべて置き換えられてしまいした。
しかし、多賀城駅付近の高架工事に伴う車輌不足が予想されたため、それに伴いRT-235編成のみが廃車解体を免れ郡山駅構内に留置されました。
そしてその予想通り、平成18年11月21日、台車グレー化、トイレ設置、シングルアームパンタ化etcというとんでもない姿で郡山総合車輌センターから出場。 翌年3月からは運用を再開し、高架工事終了までの期間限定ではありますが見事に奇跡の復活を遂げました。
模型はKATOの103系高運転台非ATC車をベースに、平成18年11月21日以降の台車グレー化、トイレ設置、シングルアームパンタ化etcの姿を再現しています。




前面(実際は石巻までいかないという悲劇…。) 難所の1つでもある2分割化された低運転台窓の再現ですが、ベースが高運転台車なのでいったん前面のすべての窓を埋めてからヤスリでのっぺらぼうにし、新たにトレジャータウンの窓パーツを正しい位置にはめなおすことによって再現しました。
あと一応前面強化を塗装で再現しましたが…。プラバンで作ったほうがよかったですね。。
また、かなり目立つと思われる運転台にある消火器は、ランナー引き伸ばし線に手元にあった西武レッドを筆塗りしたもので再現。





側面
クハ103-235
モハ103-343
モハ102-499
クハ103-236
側扉はすべていったんくり貫き、新たにトレジャータウンのドアパーツを使用しました。
ちなみにボディカラーはGMねずみ色1号、グンゼのコバルトブルー、GM白3号+ねずみ色1号です。





パンタ周り パンタはTOMIXのPS35Dをベースに加工したものを使用し、ハイピングは富士川車輌工業の配管治具ステッカーを利用したのでそれなりに出来ましたが、鍵外し線は構造が複雑なため当時の技術では不可能だと感じたので台座のみ設置しました。
また配線が主パンタと霜取りパンタとで微妙に異なるのが特徴です。





無線アンテナ周り・トイレ設置部分 ベンチレーターはBONAの気動車用を使用。
画像右のクハ103-235の妻板に付いている手摺ですが、これは隣者のモハ103がダブルパンタ化されたときに付いたもので、トイレ設置時に付いたものではありません。





ライトユニット 床下にKATOの101系の物を使用することによって手軽に運転台シースルー化が出来ました(若干ヘッドライトの明るさが暗くなってしまいますが…)。 もちろん仕切りは101系そのままでは駄目なので103系仕様に加工しています。




参考文献
Nゲージマガジン45号





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Lastupdata 2008-10-6

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