北陸地域鉄道部 糸魚川運転センター キハ52-115、156


キハ20系列の勾配線区用2台機関搭載車として昭和33年にデビューしたキハ52。 大糸線には今現在も115、125、156の3両が残っており、平成16年までは白地に緑色のストライプのいわゆる大糸線色(越美北線色)でしたが、同年7月に115が国鉄一般色に塗装変更されて出場。 これを皮切りに同年12月に156が首都圏色、18年11月には125が旧一般色に変更されました。
平成21年3月のダイヤ改正でJR東日本の車が定期運用を離脱してからは、この大糸線がキハ52最後の活躍線区となり注目を集めていましたが、 ついに平成22年3月のダイヤ改正でキハ120への置き換えが決定してしまいました。
模型はこの3両のうち115と156を、TOMIXのキハ52(115は大糸線仕様、156は首都圏色)をベースに、2008年〜現在までの姿で再現しました。




前面※クリックすると拡大画像が表示されます。
貫通扉の渡り板は製品の形状が気に食わなかったので、元の穴を埋めてタヴァサの渡り板を貼り付け。
KE53ジャンパ栓はαのKE58の台座部分を切り取って作成。 台座を切り取った代償に取り付け足がなくなってしまったので、φ0.3の真鍮線を足にして付けました。
放送コードのKE66は栓部分をφ0,3の真鍮パイプ、コード部分にφ0.15の真鍮線使用して再現。
その他手摺類などいつも通りの加工内容です。
115のカプラーは見ちゃらめぇ





側面※クリックすると拡大画像が表示されます。

塗装は当初GMの塗料を使おうと思っていたのですが、予想通りというかなんというか…、やはり色が酷かったのでどちらも自家調合したものを吹きつけました。
床下はどちらもM車なので余計な部分を黒く塗ってブラックアウトしたかったのですが、塗料のはみ出しやらなんやらが怖くて結局やらず仕舞いです…。






側面の長い手摺は乗務員扉部分も含め全てφ0,2の真鍮栓で自作しています。
ドアレールはRFのメタリックインレタを使用しましたが、ちょっと表現が大げさすぎたかなぁ…。
車外スピーカーはトレジャーのパーツを使用し、156は客扉下部の小窓を埋めておきました。





前頭部 先ほど述べた乗務員扉脇の手摺ですが、156だけ車端寄りのモノが短くなっているのが特徴です。
乗務員ステップも両車で形状がバラバラですので注意が必要でした。





屋根上 無線アンテナと信号炎管は製品そのままだと実車と形状が異なるので、どちらも銀河のパーツに交換。 さらに無線アンテナは両車で設置向きが90度異なるのでそれも再現しました。
ウェザリングですが、実車を見る限り排気口部分とおでこの部分が汚れていたので前者は再現しましたが、後者はグラデーション塗装が自分には出来ないと思ったのでスルーorz





参考文献
・鉄道ファン 2009.7
・RMM 2009.12





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Lastupdata 2010-1-18

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